できることはたくさんある 支えてくれる人もたくさんいる

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相談機関、出かける場所

このページは認知症とともに生きることを支えてくれる人々に出会い、これからのことについて役立つ情報コーナーです。気になるキーワードはインターネットなどで調べてみましょう。

情報館① 仲間に出会いたい

認知症に関係する団体です。

認知症の人と家族の会:認知症についての活動を幅広く行っています
日本認知症本人ワーキンググループ:認知症の人が中心となり活動しています
男性介護者と支援者の全国ネットワーク:全国の男性介護者に出会えます
レビー小体型認知症サポートネットワーク:この病気の専門の医師や看護師などが相談にのってくれます
全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会:若年認知症の相談にのってくれます

情報館② 地域の介護・医療・福祉情報を教えてほしい

●地域包括支援センター:介護や医療・福祉の情報提供や相談に応じる機関です。お住まいの高齢者支援窓口にお問い合わせください
●お住まいの高齢者支援課、介護保険課、障害者支援課:介護保険課は介護保険関係の窓口、障害者支援課は若年認知症関係の窓口です
●社会福祉協議会:認知症カフェなどの場所や特徴など、地域の福祉情報を紹介してくれます

情報館③ 認知症電話相談

認知症の人と家族の会:0120-294-456(土日祝除く10:00〜15:00)
●都道府県認知症コールセンター(お住まいの役所にお問い合わせください)
若年性認知症コールセンター:0800-100-2707
(月〜土/年末年始・祝日除く10:00〜15:00)

情報館④ 暮らしやすく、進行を遅らせることなどをサポートする制度・窓口

●介護保険サービス:病気の進行を遅らせること、介護が必要になった場合の公的支援サービス
●精神障害者保健福祉手帳:税金の控除・減免、公共料金等の割引など
●就労支援:ハローワークの障害者雇用担当課、障害者就労センター、障害者就労・生活支援センター
●ねんきん事務所:65歳未満の方で障害者年金対象者
●医療費の助成制度:精神通院医療、難病での医療費助成(一部対象) など

情報館⑤ 家族と話し合っておくべきことを知りたい

少し気持ちが落ち着いたら、こんなことも家族等と話し合っておきましょう。
● 自動車運転:認知症と診断された人の自動車運転は認められていません。自動車以外での移動手段を話し合っておきましょう
● 財産管理や契約代行:日常生活自立支援事業、成年後見制度があります
● 医療の選択について:人生の最終段階での医療選択について、家族と話し合っておくことも大事です。「人生会議」という名称で呼ばれています
● 意思決定支援:あなたの思いを受けとめてくれるサポートをします

情報館⑥ 外出や人との交流で健康に過ごしたい

病気の安定には、外出や人との交流はとても重要です。失敗をおそれたり、認知症と悟られるのではないかなどと心配していませんか。家族も一緒に参加ができ、安心して出かけられる場をご紹介します。

■“つどい”

認知症の人や家族が、互いの暮らし方や介護についての話をしたり、医師など専門職からの情報提供もあります。同じ立場ですので通じ合えることが多く、「ひとりじゃない」ことを実感し、元気を得ることができます。

■認知症カフェ

認知症の人や家族だけでなく、地域の人など誰でも集える場です。認知症のことを相談したり、談話や音楽、催し物を楽しむこともできます。認知症に理解のある団体や個人が運営しているので、安心して参加できます。

仲間の声

どんなところか、どんな人がいるのか、何か聞かれたらどうしよう、失敗せずに過ごすことができるだろうかなど、心配しながらも、思い切って、近所のオレンジカフェ(認知症カフェ)に行ってみました。ここのことは社会福祉協議会の人に教えてもらいました。
心配することは何もなく、とても楽しく安心して過ごせました。認知症のことを思い切って話したら、いろいろな情報を教えてもらえました。何より、音楽や出し物、そしてゆっくりとした時間を過ごせました。

■地域のラジオ体操、筋トレ教室など

情報は、地域包括支援センター、保健所、社会福祉協議会などで教えてもらえます。
地域によって、公園やスーパー、お寺などでのラジオ体操、筋トレ・脳トレ教室、太極拳、フラダンス、栄養教室、口腔ケア教室などいろいろあります。

仲間の声

かかりつけ医に運動を勧められ、毎日、近所のスーパーでラジオ体操に参加しています。おかげで、規則正しい生活ができています。ひとりではなかなかできないけれど、みんなとするので楽しいです。お友だちもでき、お昼を一緒に食べたり、山登りや小旅行を楽しんだりしています。

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