認知症とともに生きる

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「認知症になったらおしまい」ではありません。地域で自分らしい“活き方”をしている認知症の人がたくさんいます。その認知症の人の声を紹介します。(会報「ぽ〜れぽ〜れ」から抜粋)

志度谷利幸さん(69歳・香川県)の場合

アルツハイマー型認知症と診断されて、2年後に仕事を辞めました。なかなか受け入れがたく、落ち込んでいたら、妻がご近所の方に相談。「包括(地域包括支援センター)に行ったらええんやがな~」と教えられ、さっそく相談に行きました。
地元の高齢者の集い「いきいきサロン」活動の基盤に乗せて、自治会が「育育広場」を立ち上げてくれました。
週1回2時間、認知症の人もそうでない人たちも一緒に、保育園から依頼されたパーティションやドアの塗り替え、牛乳パックの遊具・お手玉づくり、育てたさつま芋で子どもたちと焼き芋大会をするなど、みんなで楽しみながら過ごしています。なにより特別扱いされず、みんなと同じように過ごせるのが嬉しいです。
病気になったのは仕方がない。開き直って、みなさんと明るく過ごしていきたいと思っています。

みなさんと同じように明るく過ごしたい!

みなさんと同じように明るく過ごしたい!

寺野清美さん(65歳・大分県)の場合(69歳・香川県)の場合

長女と一緒に隣町の「もの忘れ外来」で検査が終わって診察室に入ると、「今日から車の運転はできませんからね」と言われ、手足をもぎ取られたような気持ちだった。はっきりと病名は告げられなかったけれど、正直、「死にたい」って思った。でもそんなことをしても娘たちは喜ばないし、悲しませることはしたくない。
今は私にできることをして、仕事もして、家族のために頑張っていきたいって思う。
グループホーム「花・花」でパートの介助員として昼ごはんを作るのが私の仕事。「花・花」の職員さんは偉いな~って思う。根気よくお世話しているな~って感心する。でも何でも手を出す入居者さんに「いらんことしよる」って職員さんが困ってるけど、その人は自分でしたいっちゃんね。誰かの役に立ちたいんよ。それは、私もそうやからよーくわかる。同じ病気の私だからね。

認知症やけど私は私はやん!

認知症やけど私は私はやん!

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