日本認知症本人ワーキンググループ

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日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)は、認知症になってから希望と尊厳をもって暮らし続けることができ、よりよく生きていける社会を創りだしていくことを目的にしています。認知症とともに生きる人同士が、出会い、つながり、仲間になることを大切にし、認知症の本人自身が主体的に活動するための団体です。
主なメンバーは、認知症のある本人であり、会社員や自営業、公務員、教師、医療関係職、建築関係の職人、主婦など、長年を社会の一員として人生を送ってきた人たちです。

DWG公開イベント「希望のリレーをあなたの町でも」(東京/2019)

「認知症とともに生きる希望宣言」

2018年11月、JDWGは「認知症とともに生きる希望宣言」を表出しました。これは認知症ととも生きていくために大切なことを、日本の各地で暮らす認知症の本人たちが体験と思いを寄せ合い、5つのメッセージに編み上げたものです。
私たちは、今とこれからを生きていくために、多くの人に一緒に宣言をして欲しいと思っています。
JDWGホームページ(http://www.jdwg.org/)では、「認知症とともに生きる希望宣言」リーフレット(A4判4頁)をダウンロードすることができますのでご自由にご利用ください。

「認知症とともに生きる希望宣言」リーフレット

 

【宣言1】
自分自身がとらわれている常識の殻を破り、前を向いて生きていきます。
*「認知症になったらおしまい」では決してなく、よりよく生きていける可能性を私たちは無数にもっています。
*起きている変化から目をそらさず、認知症に向き合いながら、自分なりに考え、いいひと時、いい一日、いい人生を生きていきます。
【宣言2】
自分の力を活かして大切にしたい暮らしを続け、社会の一員として、楽しみながらチャレンジもしていきます。
*できなくなったことより、できること・やりたいことを大切にしていきます。
*自分が大切にしたいことを自分なりに選び、自分らしく暮らしていきます。
*新しいことを覚えたり、初めてのこともやってみます。
*行きたいところに出かけ、自然やまちの中で心豊かに暮らしていきます。
*働いて稼いだり、地域や次世代の人のために役立つことにもトライします。
【宣言3】
私たち本人同士が、出会い、つながり、生きる力をわき立たせ、元気に暮らしていきます。
*落ち込むこともありますが、仲間に会って勇気と自信を蘇らせます。
*仲間と本音で語り合い、知恵を出し合い、暮らしの工夫を続けていきます。
【宣言4】
自分の思いや希望を伝えながら、味方になってくれる人たちを、身近なまちで見つけ、一緒に歩んでいきます。
*自分なりに生きてきて、これからも、最期まで、自分が人生の主人公です。
*自分でしかわからないこと、暮らしにくさや必要なことは何か、どう生きていきたいかを、自分なりに伝え続けていきます。
*私たちが伝えたいことの真意を聴き、一緒に考えながら、未来に向けてともに歩んでくれる人たち(知り合いや地域にいる人、医療や介護・福祉やいろいろな専門の人)を身近なまちの中で見つけます。
*仲間や味方とともに私が前向きに元気になることで、家族の心配や負担を小さくし、お互いの生活を守りながらよりよく暮らしていきます。
【宣言5】
認知症とともに生きている体験や工夫を活かし、暮らしやすいわがまちを一緒につくっていきます。
*認知症とともに暮らしているからこそ気づけたことや日々工夫していることを、他の人や社会に役立ててもらうために、伝えていきます。
*自分が暮らすまちが暮らしやすいか、人としてあたり前のことが守られているか、
私たち本人が確かめ、よりよくなるための提案や活動を一緒にしていきます。
*どこで暮らしていても、わがまちが年々よりよく変わっていることを確かめながら、安心して、希望を持って暮らし続けていきます。

「認知症とともに生きる希望宣言」を広げていくアクション:希望のリレー

JDWGでは認知症の本人自身の主体的に活動の一つにとして「希望のリレー」を進めています。JDWGの本人メンバー一人ひとりが、自分が住むまちの認知症の人やその家族、地域の人たちに「認知症とともに生きる希望宣言」を知ってもらい、その宣言に関心を持って、身近な人たちに“リレー”のように広げていってもらうための活動です。この「希望のリレー」活動を通じて、全国の認知症の本人に宣言を届け、希望を持って暮らしていく人を増やしていくこと、さまざまな領域・立場の人たちに宣言を届け、賛同の輪を広げていくこと、そして、これまでの認知症、認知症の人への見方、社会の関わり方を大きく変えていきたい、と考えています。

「希望のリレーアクションマップ」

「認知症の本人メンバーによる各地でのアクション」

 

【団体プロフィール】

認知症とともに生きる人が、希望と尊厳をもって暮らし続けることができ、社会の一員としてさまざまな社会領域に参画・活動することを通じて、よりよい社会をつくりだしていくことを目的に、認知症の本人が主体となって活動している。
2014年、認知症の本人同士が集まり、自ら活動するグループを結成、その後2017年9月に「一般社団法人 日本認知症本人ワーキンググループ」を法人化。
(英文名称:Japan Dementia Working Group/略称:JDWG)

【公開連絡先】
メールアドレス:contact@jdwg.org(ホームページ「お問合わせ」からもメール送信ができます)
ホームページ:http://www.jdwg.org/

 

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