「日韓交流オンラインのつどい」に参加して

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国際交流プラットフォーム編集ボランティア:吉岡久代

2023年3月21日に開催された「日韓交流オンラインのつどい」の報告と感想を書くようにとの指名があり、つたない文ながら報告形式で書きとめることにした。コロナの影響で二回目のオンライン交流、総勢50名ほどの交流となった。少々機械の不具合で聞き取れない場面もあったが、皆様熱心に発言されていた。さて、何を書くべきかと思案したが、私の主観としての記事の掲載だとあり、それなら個人的な思いを語らせていただこうと思った。

まず、交流による意見交換の概略をまとめると認知症で悩む家族の思いは日韓とも同じだが、その対処方法に多少の違いがある。

最近、日本では認知症当人でさえ隠すことなく、その発症や症状を公にしている。とりわけ若年性認知症の人が講演やマスコミに積極的に顔を出して啓発運動を起こしている。韓国ではまだまだ発症を隠す傾向が強く、また世間でも偏見や無理解が残っている。ただし日本でも無いとは言えない。精神障害を持った人、何も出来ない機能障害の人などと誤解している人も大勢いる。だからこそ認知症に対する医学的教育や啓発運動の必要性が大である。徳島からの報告で地域あげての啓発運動のシステム化が参考になった。小学生にも認知症を扱った本を読ませている。韓国でも早くこのような仕組みが組める環境作りができれば、この交流を持った意義があるだろう。

韓国からの質問で日本の介護施設への入居条件や対応、さらに費用などが多くあった。家族としては国の認知症政策の改善を期待するが、逆に介護保険の負担額の増額や、施設への入居の困難性が強まっている。ただ民間でも素晴らしい施設もある。とりわけご自身が若年性認知症でありながらも、自らの経験から認知症患者のための施設を開いた人がいた。モットとして居心地の良い場所にする。自分らしく生きる。認知症が有っても無くても、人と人として語り合える。皆で楽しく笑い合える場所にする。多くの友達を作り、前向きになれる人がいれば支え合う。サポートしてくれる人、支援してくれる人がいる。そんな施設作りを目指しておられる。そんな施設を増やす。それが、家族の会の役割でもあるかもしれない。

 

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