いきいき「家族の会」まちでもむらでも(静岡、長崎)
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全国の「家族の会」支部会報から活動を紹介!! いきいき「家族の会」まちでもむらでも
編集委員/内田妙子
静岡県支部
のんびり過ごして、しあわせです
支部では3月12日10時から13時まで、富士市フィランセにて「若年性認知症のつどい」を開催しました。静岡県長寿政策課から2名、顧問で「認知症疾患医療センター」の高木啓先生、本人3名と家族を含め21名の参加がありました。
本人からは、「のんびり過ごしています、とても幸せです」とか、「突然、頭の病気で今の状態になってしまった」など、状況が語られました。 家族からは、「本人に合ったサービス の選定が大切である」とか、特別養護老人ホームに入居しても、面会に行くことの大切さや「スタッフの笑顔が救いになる」と話されました。
在宅で介護している方からは、「どこかに出かけたときに、たとえば手をかざせば水が出るなどの新方式のトイレに、本人が使いこなせなくて戸惑うことも多々ある」とのお話がありました。
また、介護が終わった参加者からは、今でも「介護」や「認知症」に関してのボランティアを継続して行っているという話もありました。みんなで会話をしながら、昼食のお弁当を楽しみました。
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昼食のお弁当を準備する参加者の皆さん
長崎県支部
「うたごえ喫茶」で大もりあがり
2月24日10時から13時まで、西彼杵郡時津公民館にて“なづみ野カフェ”が開かれました。“なづみ野カフェ”は、2017年度より、認知症の人や家族、地域住民や医療・介護・福祉の専門職の方々が気軽に集い、交流を深め合う場として、これまで主に平日(金曜日)に開催していましたが、今回は、より多くの方に足を運んでいただくために、初めて日曜日の開催を企画しました。天候にも恵まれ、認知症の本人や家族を含め、60名の参加がありました。
前半は、昨年まで「家族の会」支部地区会(時津秋桜会)の代表を務められた村上長子さんより、「時津秋桜会の立ち上げから現在に至るまで」と題して、自身の介護体験から話をされました。
続いての「うたごえ喫茶」では、音楽療法を学ばれた橋口晴美さんが、自身の介護体験も含めた絶妙なトークで笑いを誘い、会場全体が音楽に包まれました。参加者から「介護の実体験を聞くことができてよかったです。自分も関われることがあれば、行動に移そうと思います」との感想がありました。
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手拍子と共に音楽を楽しまれる「カフェ」の様子