認知症の本人が答える認知症Q&Aオンライン研修会
183名の参加で、5人の本人が答える
事前にいただいた質問を丹野智文さん(副代表理事)の進行で、平井正明さん(理事)、三浦繁雄さん(静岡)、髙井勝男さん(三重)、三輪英男さん(鳥取)のご本人にお答えいただきました。本音トークに笑いもあがるなど和気藹々とした研修会でした。
日常生活での工夫は?
●迷わないため、行先の住所や地図をメモしておくことなどを自分でして、イメージをつくっておく。ただ、出かけた先が工事などで事前のイメージと変わっているときは焦る。
●薬を朝と寝る前とシンプルにして、飲んだら薬の袋を入れ替えることにしている。
●スマートフォンは、予定、行先、一人遊びなど、活用の価値が大きい。
気づいた時、診断されてからの気持ちの変化は?
●「まさか私が」という驚嘆だったが、なったのはしょうがない。
●自分が偏見を持っていたのだと、わかった。自分自身の偏見との闘いでもあった。
●診断がつくまでの年月が苦しい時期だった。診断を受けて苦しさから解放された。
症状進行との向き合い方は?
●平衡感覚が悪く、立ち上がるときにフラッとすることがある。助けてもらわなくても自分の体は自分でコントロールできるよう、トレーニングを行っている。
●症状のことを一番わかっているのは自分。人から指摘されると怒ったり、作り話をするなどの、感情の変化があるのではないかと思う。
●進行を考えることは家族を含めた仲間づくりで、早くから周りに、どうありたいか伝え、最期まで自分らしくよりよく生きていくためのもう一つの工夫。
家族や周囲、地域との関わり
●認知症の人ではなく、一人の人として接してくれる関係を作れたらよい。
●失敗させないように先回りしないでほしい。失敗して工夫して成功して自信を回復する。
●居心地については人それぞれ。認知症の人に限らず、カフェに入った時に「いいな」「変だな」と感じることはあると思う。
●家族が楽になるためにも、本人が自由であきらめない環境を作っていきたい。
編集:中野 智之