〜楽しいと思うことをする〜西塚 美恵子
友人に指摘されて受診したら…
私は2019年5月、娘に連れてもらって八戸市の病院へ受診しました。きっかけは友人から「認知症じゃないの!」と言われたからです。ショックでしたし、戸惑いました。病院では時計の絵の数字が書けませんでした。医師からは「様子をみましょう」と言われました。丁度、ブロイラー解体工場(18年勤務)を59歳で退職したばかりの頃です。
振り返ると思い当たることが…
夫は結婚時、既に精神疾患であり、その介護や仕事で、睡眠不足と疲れが溜まっていたのだと思います。友人のそのコトバから振り返ってみれば、工場に行くと駐車場に車が一台もなくて、何度も戻ったことがありました。また、帰宅してから、流していない外のトイレを見て「隣のおばあさんが来て流してないんだな」と、私は本気で思ったこと等々、思い当たることがありました。「自分がヘマしている」という自覚も反省も皆無でした。「これからどうしよう」という不安がつのりました。
保健師さんに相談して…“つながった”
認知症に関する本や動画など見聞しました。理屈はわかっても私の孤独感は募るばかり。夫の相談に早くからのってくれた保健師さんに、悩みを聞いてもらい、2022年に認知症本人の会の発足につながりました。何か救われた気持ちでした。
月一回の本人ミーティング「はなみずきの会」、支援員らと共に行う活動は心強いです。カフェやおでかけや料理を作っての食事会。ピアサポーターとして、2023年からピア活動をしています。支援員と同行して、他の町に向かうのが新鮮で、楽しいです。
2025年11月に、青森県認知症希望大使の委嘱を受けました。
楽しいと思うことをする
私は、生活する日々を、認知症の人もそうでない人も負担感を持ってしまうことならしない、やらない。楽しいと思うことをする。それがピアサポート活動やはなみずきの会。冬はひょうたん作品づくり等の物作りが好き。下手でもいい。今夏、りんご農家さんにアルバイトに行きました。認知症の私を理解してくれて、はしごに私用のピンクの目印テープをつけて、支えてくれてうれしかったです。
編集:中野 智之