認知症とともに生きるための8か条

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1)認知症の診断で人生は終わらない

認知症と診断されたからといって、人生が終わりになるわけではありません。認知症とともに明るく生きている人やその家族が多くいます。それは、認知症によって不自由になったことをサポートしてくれる人が周りにたくさんいるからです。

 

2)認知症の正しい情報を得よう

認知症がどんな病気なのか、正しい知識を得ることで、病気と向き合い、つき合っていくことができます。

3)制度を知り、活用しよう

医療・介護・福祉など、様々なサポートをしてくれる制度やサービスがあります。積極的に利用することで、本人も家族も元気になれます。

4)家族だけで抱え込まないで

地域の本人、家族の集まりの場に行ってみましょう。「悩んでいるのは私だけではない」ことを実感します。仲間に会えると勇気百倍になります。
家族の会」は全国47都道府県にある支部で“つどい”(交流会)を開催しています。介護家族の悩み、今後のことや、認知症の本人の気持ちを話せる場です。また電話相談も実施しています。

5)仲間と支援者を探そう

仲間と出会うことで、「自分ひとりではない、同じように苦しみ、悩み、そして希望をもつ」人たちがいます。また、そんな認知症の人や家族を支えようと思っている支援者もたくさんいます。仲間や支援者がたくさんできると、様々な情報や暮らしの工夫などを教えてもらえます。何より同じ思いの人と話すだけで、気持ちが安らぎます。お住まいの地域の介護・医療・福祉の窓口で情報を探しましょう。

6)職場の上司や親族などに病名を伝えよう

職場の上司や親せき、友人などに、思い切って病気のことを話してみましょう。今、困っていることも伝えましょう。

7)社会や地域とつながろう

周囲の人に認知症だから偏見の目で見られるのではないか、失敗するところを見られるのが嫌だからと、家に引きこもっていると、病気に悪い影響を与えます。進行予防には外に出て運動や人と話すこと(コミュニケーション)が大変重要です。出かける場所を見つけましょう。

8)家族で話し合っておきましょう

今後のことについては、今は混乱して考えられなくても、医療・介護、自動車運転(免許返納)、財産、意思決定のサポートなどについて家族で話し合っておきましょう。また、専門家にも相談しましょう。

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