〜認知症で困っている人のお役に立ちたい〜森田 明彦
「脳がフリーズした…」~受診へ
2022年ころから、運転が怪しくなったり、地図が読めないということが、ポツポツあり、ある日、でかけた際に、妻から「ナビゲーションの指示がおかしいので、見て」と言われ、見たところ、一瞬「脳がフリーズした」と感じました。その後、同じような光景が起こり、受診に至りました。
「なんかおかしいので、おかしいことを放っておくのは、後々困る事になるので、白黒つけよう」と決心しました。
診断を受けて、「腑に落ちた」ものの…
2023年2月、若年性アルツハイマー型認知症の診断でした。正直、ビックリしました。と同時に「そういうことだったんだ」と、心中、腑に落ちた感じでした。母親が認知症なので、遺伝もあると聞いてもいたので、意外と冷静に受け止めることができたのです。
しかし、これからどうやって生きていけばいいのか、これからどうなっていくのかと不安な気持ちにもなりました。
ようやく「家族の会」につながって
診断後、妻と一緒に相談や支援を探したのですが、行政に電話しても、担当をたらい回しにされ、困惑続きでした。妻が、認知症サポーター養成講座を見つけて参加した際に、講師をされていたのが滋賀県支部副代表奥村さんでした。それがきっかけで、奥村さんの紹介で「認知症メモリーウォーク」に参加して、「家族の会」に、ようやくつながりました。「家族の会」との交流ができるようになり、世話人にと勧められて、今年から世話人として歩み出しました。
認知症で困っている人のお役に立ちたい!!
今年2024年度の「家族の会」総会に、オブザーバーとして、支部の人たちと一緒に参加して、いろんな人たちと交流しました。懇親会では、丹野智文さんと話し、刺激を受けました。懇親会では、丹野智文さんと話し、刺激を受けました。
私は、認知症になったといっても、深く考えていません。恥ずかしいことじゃないし、工夫していけばなんとかなるんじゃないかと思います。
支部の中で、これからどんな形で、役割を果たせるか不安ですが、支部のみなさんといろいろたくさん話をして、ゆっくりとあわてず、一緒に考えたいと思います。副代表の奥村さんと組んで、講演の依頼もきているようなので、ひとつひとつ進んでいきたいと思っています。
編集:中野智之